静寂に対峙する:武満徹の世界

2009年4月25日(土)、26日(日)シューメイ・アーツ・カウンシル・オブ・アメリカ設立10周年の記念イベントとして「静寂に対峙する:武満徹の世界」と題したフェスティバルをシューメイ・ホールにて開催させて頂きます。

日本人の自然観から生まれた独自の感性である「間」とそれに触発され、独自の世界を築き上げた日本を代表する作曲家、武満徹の音楽を通して「間」の根底にある日本文化の精神性を探ろうとする画期的なイベントです。

シンポジウム、伝統芸能のコラボレーション、ドキュメンタリー映画の上映、全曲武満作品のコンサート等が予定されています。

グラミー賞受賞アンサンブル、サウスウエスト・チェンバー・ミュージックとパシフィック・アジア・ミュージーアムとの共催で開催されます。

シンポジュームでは日本文化と自然観に基づく日本独自の感性である「間」とその「間」のよってもたらされる恩恵について、武満の音楽を踏まえながら4人の日本通のアメリカ人が話し合います。

伝統芸能のコラボレーションでは日本文化を代表する芸能、芸術、東洋と西洋の楽器を融合させて、幽玄と自然を兼ね合わせた武満徹の世界が展開されます。武満徹のピアノ曲“雨の樹素描”遺作“エアー”(フルート)に加え、武満の姪にあたる作曲家吉良春乃氏作曲“Moonlight Veil”、“Breath for the Moon”、グラミー賞受賞和太鼓奏者中村浩二氏作曲、“静謐(せいひつ)−武満を想う”(世界初演)や箏奏者松山夕貴子さんとの即興曲と共にお茶のお点前、書の実演、日本舞踊が繰り広げられます。

ドキュメンタリー映画「Music for Movies: Toru Takemitsu」では武満氏ご本人や一緒に映画制作に携わった映画監督が登場し、映画作りや作曲について語ります。
上映前にはこの映画のプロデューサーのひとりであるピーター・グリーリ氏による映画の説明と武満徹の甥にあたる設楽幸嗣氏の「叔父武満を語る」と題したお話があります。

二日間とも入場は無料。

プログラムは次の通りです。

4月25日(土)1時 シンポジューム「武満:自然と間の概念」
パネリスト:
ピーター・グリーリ ボストン日本協会会長、文化勲章受章者
アレックス・カー  作家、書道家、日本研究家、庵プロジェクト会長
ジェフ・ヴォン・ダー・シュミッド  サウスウエスト・チェンバー・ミュージック 音楽監督兼指揮者(グラミー賞受賞者)
シャロン・フランケモント ライフサイエンス財団教育部長, 直感力研究家、カウンセラー
司会:マーティン・パーリッチ 作家、プロデューサー、ラジオ番組ホスト
ピアノ演奏:上野・ギャレット淳子

4月25日(土)4時 伝統芸能のコラボレーション「間:音と静寂」
出演者:
坂東秀十美 日本舞踊(坂東流)
アレックス・カー 書の実演(屏風一双に揮毫)
玉置雅律 お茶のお点前 (武者小路千家)
中村浩二 和太鼓、横笛
松山夕貴子 箏
小池澄男 写真
サウスウエスト・チェンバー・ミュージック ピアノ、フルート

プロデューサー: 設楽幸嗣 (武満徹の甥)
ディレクター: ドン・ライデル (フィルムプロデューサー、
              シューメイ・アーツ・カウンシル理事)

4月26日(日)1時 ドキュメンタリー映画上映「Music for Movies: Toru Takemitsu」
映画の紹介:ピーター・グリーリ
叔父武満を語る:設楽幸嗣


4月26日(日)3時 コンサート(全曲武満作品)
出演者
サウスウエスト・チェンバー・ミュージック(グラミー賞受賞アンサンブル)

シューメイ・ホール
2430 E. Colorado Blvd., Pasadena, CA 91107 (地図:www.shumeiarts.org/map.html )
Tel: 626 584 8841

フェスティバル関連イベント

アレックス・カー氏の講演会「書における日本の文人」
4月24日(金)午後7時
パシフィック・アジア・ミュージーアム
46 N. Los Robles Ave. Pasadena, CA 91101
Tel : 626 449 2742

アレックス・カー氏の書の展覧会
2009年3月13日〜2009年5月10日
シューメイ・ホール・ギャラリー
2430 E. Colorado Blvd. Pasadena, CA 91107
Tel: 626 584 8841

詳細はウェブサイト www.shumeiarts.org/takemitsu.htm もしくは電話(626)584 8841まで。